本所所在地 東京都中央区 業種 不動産賃貸業
診断実施先所在地 東京都中央区 対象区分 事務所
敷地面積 310㎡ 専有面積 200㎡
全体の階数 地上8階、地下1階 自社の専有階 8階
築年数 6年 従業員数 5名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.電気温水器 2.天井灯:ブラインド 3.空調室外機
95℃の設定で、稼働時間中常時ONとなっている ブラインドを半開(右側)すると十分な採光ができる 設定温度、稼働時間は任意で運用
散水により、効率アップが期待できる

総合所見

  1. 平成18年竣工のビルで、照明や空調は高効率の設備が導入されています。1階がエントランス、2階~7階をテナントに賃貸し、8階を本社事務所として使用されています。蛍光灯の間引き、空調の温度設定を夏場28℃にするなど、省エネにも積極的に取り組んでおり、エントランスには電力使用状況をグラフ化して掲示し、テナントへの啓発にも努めておられます。一方で、空調の運転時間などは、テナント任せとなっており、もう一段の省エネが可能と思われます。
  2. 部屋の2面が窓となっており、ブラインドを半開にすることで、目隠しと同時に採光が出来ますので、机上照明を個別スタンドにすることと、間引きを組み合わせることで、5%の省エネが見込まれます。
  3. 空調室外機は、散水することで熱交換の効率アップをはかることができます。屋上の上水タンクに蛇口がありますので、ここからホースで散水すると効果的です。さらにホースを固定して小さな穴を開けておき、電磁弁などを利用すれば階下からスイッチひとつで散水できるようにすることもできます。これによる省エネ効果は5~10%と言われています。
  4. 給湯室の電気湯沸し器は電気容量が大きく、現在稼働時間中は常時ONとなっていますが、飲用であれば、小型の電気ポットに代替することで電気容量を削減することが出来ます。電気ポットの場合、保温機能を使わず、通常はOFFとしておき、飲用の際にのみ沸騰させる使い方が最も省エネとなります。
  5. 給湯室やエレベータホールは、セキュリティの設定で、退社時のそのフロアの電源がOFFとなりますが、廊下部分は対象に入っていません。この部分も対象範囲に組入れることにより、切り忘れにより夜間の点灯を防止できます。
  6. 執務室の照明については、退社時の消灯を行っていますが、切り忘れ防止の観点から、チェックリストによる確認をされる仕組みを導入されることをお勧めします。
  7. 省エネ法では、テナントはビルオーナー(管理会社)の省エネ施策に協力すること、とされています。空調、照明についてビルとしてのルール化を行い、現在のグラフ掲示と合わせて啓発されることを推奨します。

備考

提示された電力使用量はビル全体のものであったので、8Fの主要設備使用量にあわせて、金額を比例配分し、840,633円を効果金額の算定基礎としています。