本所所在地 東京都板橋区 業種 工業用ウェスクリーニング
診断実施先所在地 埼玉県比企郡 対象区分 工場・事務所
敷地面積 3000㎡ 専有面積 3000㎡
全体の階数 地上2階 自社の専有階 全て専有
築年数 23年 従業員数 43名
特徴的なエネルギー使用機器・設備 自動洗濯脱水機FLT200:定格11kw×4台
自動乾燥機DFS-200A:定格18.7kw×3台
水処理設備(ブロワ):定格37kw×2台

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.仕上作業場 2.空調温度と始動時間 3.排水処理施設
立ち作業だが、室温の実測は28℃
照明設備:Hf32Wx2灯 37台
照度とレイアウトが課題
空調設備:ダイキン 床置き形3台
空調の運転開始時間が部署ごとに決められている
24時間稼働のため、電力使用量の7割を占める

総合所見

  1. レンタルウエスを中心とした産業用リネンサプライ及び工業用クリーニングを行っており、クリーニング工程で使用する温水及び蒸気発生のため重油ボイラーを3台使用しています。そのため、エネルギー費用は重油が51%、電力が27%、上水が22%となっています。電力使用量では24時間稼働の排水処理施設での使用が約7割を占めています。
  2. 就業時間中(7:30~17:30)の空調機設定温度は、作業現場は27℃、執務室は28℃と省エネを意識した設定となっています。また始業時の空調始動によるピーク電力平準化のため、ON時間を1時間毎にずらす工夫もあり、ピーク電力は220kW前後と安定しています。作業現場は繊維を扱うため埃が室内機に付着しており、こまめな清掃を行い空調効率を改善することで0.25%(空調機としては5%)程度の省エネ効果が見込まれます。
  3. 執務室の天井照明は一部間引きもされています。天井照明を全消灯し、個別スタンドを使用することにより0.5%程度の省エネ効果が見込まれます。製品倉庫・ストックヤードでは、自然光の活用や天井照明間引きの見直しにより、半分を千鳥状に間引くことにより、0.6%程度の省エネ効果が見込まれます。高天井の部分では水銀灯やメタルハライドランプなどの高効率ランプに更新することで、照度を上げながら省エネを行うことが出来ます。
    仕上場では照度が重視されていますが、天井照明灯具を天井直付けから吊り下げにする、灯具取付位置の見直し等を行うことにより、0.3%程度の省エネ効果が見込まれます。
  4. 排気及び換気ファンは直接外気に排気しているため、空調負荷を増大させています。排気ファンは運転削減で0.9%程度、また換気ファンは全熱交換器に更新することで、0.6%程度の省エネ効果が見込まれます。また換気窓はガラス窓1枚となっています。カーテン、ブラインドなどで遮熱することで、空調負荷低減が期待できます。
  5. FAX複合機およびカラーレーザープリンターは24H電源ONとなっています。夜間及び休日は、FAX複合機はスリープモードに、プリンターは電源OFFとすることで0.7%程度の省エネ効果が見込まれます。
  6. 重油焚きボイラーは、都市ガスに燃料転換することで、年間約170トンのCO2削減効果が見込まれます。

備考

  • 電力使用量、上水使用量のデータは半年分のため、年間使用量は2倍にし年間換算して計算しています。
  • 事業用設備での電力使用量が全体の86.5%あるため、省エネ対策での数値は小さくなっています。