本所所在地 東京都中央区 業種 情報サービス産業
診断実施先所在地 東京都中央区 対象区分 事務所
敷地面積 320㎡ 専有面積 300㎡
全体の階数 地上8階 自社の専有階 7,8階
築年数 3年 従業員数 22名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.窓側照明を間引きし執務室 2.室外機
(ダイキン REYP500Aなど)
3.節電活動への啓蒙掲示
窓側照明間引きと、
常時在席者4割の事務所
屋上設置の室外機への散水
または日陰処置
受付に掲示されている
節電活動3項目

総合所見

入居しているビル(8階建て)は竣工して3年の新しい建物で、インバータ空調機、Hf管照明、LED非常灯等の高効率化設備が整備されています。ビルオーナーは「節電対策基本要綱」によるビル全体の節電協力態勢作りと、「需要電力検針表」結果を半月毎に周知する節電順守体制を整えておられ、当省エネ診断にも同席されてテナントと一体となった省エネ活動が実施されています。その成果は、電力使用量84.6kw(今月最大)が昨年同月比28%削減と顕著な成果で示されています。

当該ビルの8、7階の約297㎡を専有して、省エネ励行中の啓蒙掲示、照明スイッチは座席位置表示板を付して系統識別し、空調コントローラーで28℃を明示し、執務室の窓際3割、入口のOA機器周囲の照明1割が間引かれています。廊下の照明は1割間引きされ1/2が消灯され、トイレは人感センサーで管理されている等、積極的な省エネ活動が展開されています。

主な設備は、パッケージ空調機6機、Hf蛍光灯122本、PC20台、サーバー、複合機1台、プリンター2台、シュレッダー2台、喫煙室空気清浄機2台、加湿器2台他があり、昨年の電力使用実績の年間エネルギー量は3,088(MJ/㎡・年)でした。この値は一般事務所の使用エネルギー量としては過大ですが、IT業界事務所としては平均的と考えられます。

省エネ診断の主な結果を下記に纏めます。

  1. 外気換気スイッチに、24時間運転表示がありますが、常時在室者が4割程度での外気取り入れ量が過剰と思われます。適正な外気量の制御にダンパーの開度や、換気運転時間の調整が必要です。
  2. 全面はめ込み窓のため、開窓換気が不可ですが、夏季の休日明けの朝の高室温、冬季の正月明けの低室温時における、空調機の時間差立ち上げ起動の手順を励行することで、瞬間の過大電力が抑制できます。
  3. 空調機運転は始業後、外気温上昇してからの電源ON、停止は終業前15分~30分の電源OFFの手順が周知励行されることが有効です。
  4. 定期的な空調機フィルターの清掃、室外機フィンの洗浄、及び散水と日陰等の処置について検討の余地があります。
  5. 室内設定温度28℃は維持されていますが、吹き出し気流をサーキュレーターで速やかに拡散させることで温度の偏りが改善されます。

ビル設備が整備されており、管理部業務としても省エネに適切に対応されています。今後は上記の運用改善に実施成果を‘見える化’することで、社員の一層の自覚が促され、更なる成果に繋がると考えます。

備考

水道料金はビルの共役費に含まれるため、実績グラフはありません