本所所在地 東京都大田区 業種 水道設備工事・土木工事
診断実施先所在地 東京都大田区 対象区分 事務所
敷地面積 330㎡ 専有面積 430㎡
全体の階数 地上2階 自社の専有階 1,2階
築年数 19年 従業員数 35名
特徴的なエネルギー使用機器・設備 パソコン16台

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.室外機の性能維持 2.天井照明(間引き)の必要照度確保 3.室内空調効率の維持
室外機の能力維持のために、背面クリアランスの確保と、日陰または散水による高温の抑制 間引かれたFLR蛍光管に対応して、高効率反射板による必要照度の維持 室内機の設定温度確保にサーキュレータ、ゾーン分けによる空調効率の維持

総合所見

社屋は鉄骨2階建て専有面積327㎡のプレハブ形式で、壁面・屋根は軽便な断熱性能の建築仕様で施工されています。

事務室は技術部門の大部屋と経理部門の小部屋に仕切られており、大部屋では、空調機5台の内、常時稼働は3台で節電に努めていました。空調機設定温度26℃は、中央机上で28.6℃、入口壁面30.4℃など、温度分布にばらつきがあり、3台の小型扇風機が補足的に使われていますが、サーキュレータによる適切な循環風向による空調効率の改善を検討する余地があります。また出入口付近の扉開閉時の外気の影響から空調負荷変動をできるだけ抑制するには、簡易なカーテン等によるゾーン分による改善の余地があります。
室内機フィルター清掃は最近始めて行われたと聞きましたが、今後は定期的に清掃する手順を定める必要があります。

建物の断熱特性から、冬季暖房は熱量のあるガス又は灯油暖房との併用が考えられます。一方、夏季の空調設備改善策として、屋根面への散水パイプを敷設した屋根散水が考えられます。御社の応用技術として比較的容易であり、実施後データを集積することで、プレハブ施設の簡易水冷設備の貴重な実績として活用できそうです。
室外機の通気性能を高く維持するために、壁面クリアランスを確保できる配置の見直し及び、室外機の日除け又は散水の手順を整備することで、40℃以上ある室外機周辺温度を出来るだけ低く抑えることで高い空調能力が維持されます。
多くの空調機が法定耐用年数を越えている様です。省エネ効率の高い空調機への更新を検討されると良いでしょう。

照明設備は4系統に識別した照明スイッチ操作と、間引された照明で、各自机上は300~520ルクスが維持されています。PCモニターでの業務には支障はないと思われますが、高効率反射板の取付で事務室の平均照度のアップが期待できます。その後、Hf管への設備更新で省エネ化が更に促進されます。

省エネ活動には実績把握は必須であり、実績の監視計測手順を定める必要があります。把握された管理データは、グラフ化等‘見える化’した情報の共有化から各人の自覚を促し、省エネの期待成果を確実にすることに繋がります。また、エネルギー管理の役割分担を明確にする必要があります。

備考

アンケート回答での電気使用量と電気料金は、集計している範囲が異なっている可能性がございますので、見直しいただくと共に、こうしたエネルギー使用量管理を今後も続けるようにお願いいたします。