本所所在地 東京都新宿区 業種 製造業(工業用シール材)
診断実施先所在地 東京都新宿区 対象区分 事務所・工場
敷地面積 270㎡ 専有面積 80㎡
全体の階数 地上3階/地下1階 自社の専有階 地上1階、地下1階
築年数 工場44年/事務所18年 従業員数 23名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.棚上の整理整頓【事務所】 2.温水便座の運用【事務所】 3.照明の間引き点灯【工場1F】
空調機の風が梁や棚で遮られています。レイアウトの変更が一番有効ですが、変更が難しい場合、棚上、机上を整理整頓し、少しでもスペースを確保すると良いでしょう。 冬季以外は便座の保温、温水の使用を控え、利用後は蓋を閉めて節電モードにすると節電になります。訪問時(7月)に便座、温水の設定が“低”となっていたため、担当者を決めて、中間季、夏季はOFFにすると良いでしょう。 照明が多めに設置されていました。工場内は竣工時に用途に合わせて明るめの照明設計にされている可能性があります。工場内は天井が高いため、照度を計測し、適切な照度を保てるよう間引きや手元灯の設置を検討し工夫すると良いでしょう。

総合所見

  1. 全体
    • KESを取得し、社内の省エネに対する意識も高く感じられました。
    • 事務所、工場とも低圧動力の契約電力が過大なため、適正な契約電力に見直すことをおすすめします。
      また、事務所と工場の契約をまとめることで、契約料金が下げられます。
    • 事務所
      • 冬季はガスファンヒーターの使用していますが、エアコンに切り替えるとコストが下がります。
        寒さ対策として、空気の対流を良くすると同時に、足元にミニホットマットを敷き、寒さを緩和します。
        ミニマットを床に直接敷くと熱が床に逃げますから、保温効果がある発泡スチロール板などの上に敷くと良いでしょう。
      • キャビネットで仕切られているため、空気の対流が悪くなり、十分な冷暖房効果が得られません。
        熱い空気は天井付近に、冷たい空気は足元に溜まりますので、できるだけ、キャビネットを壁際に配置するなど、レイアウトを見直してください。また、キャビネットの上にファイルなどの物を置くことも避けてください。
      • エアコンの暖冷気を散らすためにエアーウィングを取り付けていますが、風をなるべく遠くに送るように向きを工夫しましょう。
        エアーウィングの取付個数を増やすことで、直接風があたることを防ぐことができます。
        壁側に扇風機やサーキュレータを置き、風を内側に送ると、事務所内で空気の対流が起こり室温が均等になります。
        冬は天井付近に溜まる暖気を、扇風機などで下向きの風で送ると足元が温まりやすくなります。
    • 工場
      • 機械の容量に合わせた契約電力としていますが、すべての機械が同時に動くことはないようですから、一番電力を使うカッティングマシンと空調機の容量を合わせると10kW程度で十分だと思われます。
      • 契約電力を下げる際は、カッティングマシンを使うときに他の機械を使用しないよう、作業工程を注意することをご検討ください。
      • 石油暖房機を使用していますが、使用を中止し、エアコンを使用するとエネルギーコストが下がります。
  2. 空調
    • 空調機フィルター清掃:フィルターに埃がたまると、空調の効率が低下します。定期的に清掃すると省エネになります。
  3. 照明
    • 高効率照明が採用されています。照明設備の間引きを実施しています。
    • 照度の計測【工場】:照度を測り、不要な部分の間引きを行い、必要な部分は手元灯で補う等を行うとさらなる省エネにつながります。
  4. その他
    • 電気ポット【工場休憩室】:お湯の必要時に湯を沸かす電気ケトルの方が省エネになります。衛生的にも管理しやすいです。
    • 温水便座:【事務所】夏季は温水と便座の保温を停止します。
    • 事務所の低圧動力 事務所は空調以外に使用していないとのことですが、空調を使用していないと思われる時期に1ヶ月あたり100kWhを超える電力を使用しています。何に使用しているか確認してみてください。