本所所在地 東京都港区 業種 保育サービス
診断実施先所在地 東京都港区 対象区分 保育所
敷地面積 専有面積 240㎡
全体の階数 地上5階/地下1階 自社の専有階 地下1階-地上1階
築年数 28年 従業員数 7名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.高効率照明への変更 2.トイレ照明の間引き 3.季節に応じた給湯温度の設定
北向きの部屋で終日照明の点灯が必要な状況のため、育児ルームの照明を高効率なものにして消費電力を抑えることが大きな節電につながると予測されます。 玄関横のトイレは、手前の蛍光灯を1本または2本抜いても充分な明るさが確保できます。 通常、夏場は給湯温度が50度程度でも十分な熱さの給湯が可能です。利用する子どもたちの反応を見ながら給湯の設定温度を季節に応じて調整してみてください。

総合所見

建物の構造上、照明にダウンライトが多用されていますが、LEDタイプの電球へ変更するというご自身の取り組みにより、電気料金は改善されていると考えられます。その他、トイレの「便座」「温水」設定に気をつけるなど、省エネに対する高い意識が感じられました。
空調機は2007年製で省エネタイプが導入されています。最新の効率型と比べ性能は劣りませんので、更新は必要ありません。

  1. 保育ルームは北向きで終日照明の点灯が必要な状況のため、照明を高効率なものにして消費電力を抑えることが、大きな節電につながります。天井灯、ペンダント、スタンドライトは白熱灯を使用していますが、100Wタイプの電球型蛍光灯に交換すると電気使用量が1/5近くまで減らせます。
    室内が全体的に暗く、読書などをする時に必要な明るさが確保できていません。(照度計で計測すると100ルクス程度しかありませんでしたが、読書をするためには300ルクス程度の明るさが適切です。)
    電球型蛍光灯にすることで、すべて点灯しても、現在の天井灯より電気使用量が少なくなる上、読書や宿題をするとき、照明を100%点灯することで明るさを確保できます。児童が過ごす場所ですから、照度計(ネットショップで2000円程度)を購入され、最適照度に管理されることをおすすめします。
    間接照明のスタンド(FLOS S1431A)は250Wの特殊ハロゲンランプを使用していますので、電球形蛍光灯やLEDを使用したスタンドライトに更新すると良いでしょう。
  2. 玄関横のトイレは、明るすぎますので、蛍光灯2本程度外しても必要な明るさが確保できます。
  3. 通常、夏場は給湯温度が50度程度でも十分暖かい給湯が可能です。利用する子どもたちの反応をみながら、給湯の設定温度を季節に応じて調整してみてください。
  4. ウォーターサーバーと冷蔵庫に西日が当たるそうですが、熱をもつと冷蔵庫などの効率が低下する要因になることが考えられます。カーテンやすだれなどで遮光することをおすすめします。
  5. 冬の電気料金が高いのはオイルヒーターの利用が大きいと考えられます。オイルヒーターの使用をやめ、エアコンの暖房をメインにすると電気使用量が少なくなります。
    エアコンは、夏は空気を冷却する時に空気中の水蒸気を吸着するため除湿しますが、冬は空気を暖めるだけで除湿はしていません。室内の空気の温度が上昇するため湿度が下がり乾燥したように感じますが、空気中の水蒸気量は変わりません。オイルヒーターを使用してもエアコンと同じですが、オイルヒーターは送風されないため暖かさを柔らかく感じ、乾燥しないように感じます。
    また、天井が高いこともあり、暖かい空気が部屋の上部に溜まって足元に届いていないため、エアコンの効きが悪く感じられると思われます。小型扇風機を部屋の高い位置に置き、温かい空気を下向きに送ると改善されます。
  6. 冬場1人で事務作業などをされるときは、デスク下にミニホットマットを設置して足元の冷えを解消すると、体感温度が暖かくなります。
  7. 洗濯機は外国製で消費電力が国産に比べ多くなっています。国産の最新機種の「ヒートポンプ式」の洗濯乾燥機(洗濯と乾燥が一体型)に交換できれば、省エネ効果が期待できます。