本所所在地 東京都足立区 業種 日用品雑貨製造卸
診断実施先所在地 埼玉県八潮市 対象区分 作業所・倉庫
敷地面積 専有面積 1200㎡
全体の階数 地上2階 自社の専有階 全階
築年数 従業員数 9名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.作業場換気扇へのダクト取り付け 2.コンプレッサー不使用時の停止 3.空調・照明設備の更新
作業場の換気扇にダクトを取り付け、稼働中の機械から発生する熱を外に排出することで、作業場内の温度上昇を抑える環境にすると、冷暖房効果が高まり省エネになります。 コンプレッサーは昼休み、休憩時間などの不使用時は電源をOFFにして、電力を減らすよう心がけてください。 空調機、照明とも高効率タイプの設備へ更新することで、長期的に見て省エネにつながります。

総合所見

低圧動力の電気料金単価が1kWhあたり47円(年平均)になっています。動力の契約電力が適正ではないようです。現在契約電力が21kWですが、動力の用途である空調機は2kW×2台=4kW、溶着機械は2kW×2台=4kW、コンプレッサーは3.7kWで合計11.7kW です。他に最大需要電力を上げる要因がなければ、契約電力を少なくとも8kW下げられると思われますので、電力会社に過去1年間の最大需要電力を確認してみてください。これにより基本料金を年間97,668円下げられます。

  1. 動力使用量を見ると、夏の使用量が高くなっています。空調機を終日使用することがひとつの要因だと考えられますが、1階作業場は入口に仕切りがないため、暑い外気の侵入により空調機を効果的に利用できていないと考えられます。入口に開閉が容易なスリットカーテンなどを取り付け、外気の侵入を防ぐようにしてください。また、換気扇にダクトを取り付け、稼働中の機械から発生する熱を外に排出することも効果的です。熱が発生する部分から局所的に熱を排出することで、作業場内全体の温度が高くなりにくい環境になります。
    外気の侵入を防ぐ対策により冬は電気ストーブの使用頻度を減らせますので、電気使用量の削減につながります。電気ストーブを強で1時間つけると28円かかります。8時間つけると228円になります。
  2. 空調機の温度設定など特に決められていないようでした。夏季、冬季で温度を設定し、社員間の周知や遵守を徹底してください。また、温度計を設置し、リモコンの温度設定ではなく室温を目安にして空調を利用するようにしましょう。
  3. 2階照明は3つ合わせて750Wの水銀灯を使用していますが、2階で常時作業をしていないのであれば、水銀灯の使用を中止し、作業に必要な範囲の蛍光灯をその都度点灯する運用への変更をお勧めします。また、柱に設置されている蛍光灯スイッチに点灯範囲を表示し、無駄な点灯を防ぎましょう。
    水銀灯を高効率型のメタルハライドランプやLEDへ交換することも考えられますが、天井が低いので蛍光灯で十分と考えます。
  4. コンプレッサーは昼休みや休憩時間など使用しない時は電源を切るよう心がけてください。
    コンプレッサーの圧力が0.9Mpaで設定され、溶着機械が0.7Mpaで使用しています。現状の圧力以下で正常な溶着ができるか、メーカー相談などして検討してみてください。コンプレッサーの圧力を0.1Mpa下げると10%程度、電力量が下がります。
  5. 空調機は最新型に更新すると、30%以上、空調使用電力が下がりますので、長期的に見て省エネにつながります。
  6. 温水便座は、便座と水を絶えず暖めていますので、冬以外は電源を切るようにしてください。
    担当者を決め、社内で設定した温める期間、温度を掲示してください。
  7. 梱包機はバンドを接着するヒーターに常時電源が入っています。使用する時に電源を入れるようにしてください。

備考

  • 本年度中小企業庁から、小規模事業者向けに空調機更新の補助金が出ます。(事業費の1/3以内50万円以下)