本所所在地 東京都葛飾区 業種 製造業(メッキ加工)
診断実施先所在地 東京都葛飾区 対象区分 工場
敷地面積 88㎡ 専有面積 80㎡
全体の階数 地上2階 自社の専有階
築年数 27年 従業員数 5名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.更新に合わせた高効率空調機の採用 2.カレンダータイマーの採用
スポット式クーラーを使用されていますが、10年以上前の空調機に比べ最新の空調機は30%以上の省エネが図れます。 ・メッキ槽のヒーターは、年間カレンダータイマーを設置し、作業開始時間に合わせて適正な液温となるよう電源を入れ、省エネを図ります。
・カレンダータイマーは1日の動作をパターンとして登録し、曜日による指定と年月日による指定ができます。特別動作を行う日の設定ができます。

総合所見

電気を無駄に使わない工夫はされていますが、照明のスイッチに点灯場所を明示すると、無駄な点灯が減らせます。
空調の設定温度も作業環境に合わせルールを決め、リモコンに明示することで、過剰な冷却が減らせます。

  1. 空調
    • 空調機の更新
      現在、スポット吹出し型冷房が古くなり、スポットクーラーを検討されていますが、スポットクーラーは冷房専用で、排熱がそのまま室内に排出されるため、排熱を逃がす換気も必要になります。
      さらには、冬の暖房を考慮し、冷暖房対応の天井吊り型空調機に更新が考えられます。
  2. 照明
    • 必要な場所、必要な時に点灯するよう心がけています。
    • 照明器具の更新時期に高効率型蛍光灯への交換を検討してください。
    • 工場は薬品を使っていますからLEDは不向きです。
  3. メッキ槽 
    • メッキ液を予熱する際、前日よりヒーターの電源を投入されているとのことですが、年間カレンダータイマーを設置し、夜間に自動的に電源を投入し、保温時間を減らし作業開始時に適正な液温とするようにすれば省エネが可能です。
      特に冬に有効です。
  4. 熱風乾燥機
    • 乾燥機の排気はそのままダクトで排出していますが、ダンパーを設けて調節し、熱の無駄な放出を減らすと効果的です。

工場の省エネは製品の品質に影響しますので、作業されている方の工夫や作業の見直しが不可欠です。
電力を多く使用する場所での電力量、メッキ工程の電流値、電圧の測定値、乾燥機の温度設定が適正であるかは、省エネのキーポイントとなると思われます。

備考

  • 平成25年度、葛飾区では区内の中小規模事業者に対し「かつしかエコ助成金」として、空調機などの省エネ機器を導入した際、助成対象費の1/4 (100万円を上限)に補助金が出る予定です。