本所所在地 東京都新宿区 業種 ビル賃貸、衣料品小売
診断実施先所在地 東京都新宿区 対象区分 店舗・事務所
敷地面積 専有面積
全体の階数 地上8階/地下1階 自社の専有階 全階
築年数 40年 従業員数 4名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.照明の間引き点灯【1F】 2.照明の間引き点灯【2F】 3.非常灯のLED化
昼間は外光を取り入れられるため、入口照明は間引きが可能です。商品用のスポットライト等があるため、明暗の差をつけて商品を目立たせるよう点灯をすれば、商品が映え、省エネにもなります。 事務スペースは、窓からの外光を取り入れやすいレイアウトになっているため、照明を作業に支障が出ない程度に照明を消灯あるいは間引くと省エネになります。 LED等に交換することで省エネ化を図れます。蛍光管の交換費用を含めると経済性もよくなります。

総合所見

  1. 全体
    • 2012年度の電灯の使用量は、3F、1F、4F、2F、5F、共用、6F、7F、8Fの順で使用量が多くなっています。夏場の動力の使用量は多い順で3F、4F、2F、5F、6F、1F、7Fとなり、冬場は2F、3F、5F、6F、4F、1F、7Fとなっています。8Fと共用部は動力の使用はありませんでした。
    • 電灯使用量は稼働時間と比例し、3F、4Fの使用量が多くなっています。1Fの稼働時間、照明設備共に多いため使用量も多くなっています。
    • 動力使用量は空調設備の稼働時間と能力に影響を受けます。特に2Fの暖房時の電気使用量は他と比較し多くなっています。空調機の老朽化により、能力が低下していることが考えられます。建物全体の空調機更新の検討時期にきています。
  2. 空調
    • 設定温度:温湿度計を設置し、室内環境を悪化させない設定温度を決め、遵守すると良いです。
    • 空調機更新:最新のタイプに更新すると空調機の使用電力量は30%以上の削減が期待できます。
    • 空気の循環:対流を考慮し、サーキュレーター、縦型ファンなどで室内空気を循環させると冷暖房効果が上がります。
    • 空調機フィルター清掃:フィルターに埃がたまると、空調の効率が低下します。定期的に清掃すると省エネになります。
    • 冬季は、足元にミニホットマットとひざ掛けを併用すると足元から温まり、暖房の設定温度を下げることもできます。
  3. 照明 
    • 6Fでは高効率照明が採用されています。1F、2Fも更新時に随時高効率型へ交換すると良いでしょう。
    • 外光の取り入れにより、照明設備の間引きが可能です。時間や効果を検討し、効果があまり感じられない照明に関しては、間引きを行いましょう。
    • 共用部の照明は24時間365日点灯しますので、高効率型照明やLEDに交換すると省エネが図られます。
      また誘導灯についても常時点灯していますので、LEDに交換すると、省エネになるのと電球の交換手間が省けます。
  4. その他
    • 電気ポット【2F】:お湯の必要時に湯を沸かす電気ケトルの方が省エネになります。衛生的にも管理しやすいです。
    • 温水便座:夏季は温水と便座の保温を停止します。

テナントビルは入居者の使用状況に応じ、電力使用量にばらつきが出ます。このため、高効率照明や空調機を導入して省エネ・節電を図ることが良いと思われます。またテナントが設置する照明はできる限り、LEDか蛍光灯とし、白熱電球やハロゲンランプの使用を避けてもらうことが重要です。白熱電球やハロゲンランプは、消費電力の80%近くが熱となり、特に夏季はこの熱が冷房負荷にもなり、空調の電力使用量を増加させます。
店舗は、ディスプレイ照明を重視し店舗内の明るさを確保しながら、照射位置、灯具の位置等から効果を見直し、高効率照明器具を採用し省エネを図ると良いでしょう。