本所所在地 東京都目黒区 業種 鋳造業
診断実施先所在地 東京都目黒区 対象区分 工場
敷地面積 1250㎡ 専有面積 1250㎡
全体の階数 地上4階 自社の専有階
築年数 従業員数 19名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.溶解炉の断熱、放熱抑制の検討 2.エア漏れの修繕 3.作業場の整理整頓 5Sの徹底
可能な限り開口部の最小化による放熱抑制
溶解炉の断熱を検討し、ガス使用量の抑制を図る
機械停止時にもエア漏れの音が聞こえた
修繕テープなどでエア漏れによる電力削減を図る
工場全体の整理整頓を徹底し作業環境、手順などのルール化を行い生産性向上を行い省エネを図る

総合所見

  1. 溶解炉の省エネ
    エネルギー使用量は 電力:ガス=1:3となっており、生産に必要なガスの消費量が多いことが特徴です。
    そこで、ガスの消費先である溶解炉の省エネの徹底化を図ることが重要です。
    一般的な溶解炉の省エネのポイントは
    1)断熱の徹底・・・断熱塗料やレンガの組み換えなどによる断熱強化:断熱を行い効率的な溶解を行うことで省エネを図る
    2)放熱の抑制・・・開口部を限りなくゼロにし、外部への熱が逃げるのを少なくし省エネを図る
    3)高効率バーナーの採用・・・高効率リジェネバーナーの採用が可能であれば、最大35%程度の省エネ実績があります。
    となります。
    貴社の場合は、1)、2)を最優先で検討されることを推奨します。
  2. 生産手順の見える化、ルール化、数値化
    生産手順の見える化、ルール化の徹底による生産性向上、歩留まり向上を行い、コスト削減、省エネが図れます。
    現在、工場長などの経験知による生産管理を行ってます。その経験則に基づく生産手順を具体的な計測値に置き換え、作業者による生産性のばらつき、不良率のばらつきなどの抑制が可能となります。
    例えば、溶解金属の引き上げ温度を常時計測できるようにしておくことで、その温度に達した時点で引き揚げ開始などと手順をルール化、明確化することで、作業者によるばらつきを抑えることができ最低限のエネルギーによる生産が可能になります。但し、このルール化には長い年月をかけ、現場主導による改善が必要です。
  3. コンプレッサーの無駄稼働の防止
    コンプレッサーは3.7kW×2台あります。これは目標デマンドである37kWのうち20%を占めています。
    貴社における電力多消費設備であるコンプレッサーが常時稼働しています。これは、エアー漏れによるところも大きく、生産に利用されるだけではなく、空中に作った空気を無駄に放出している(お金を無駄に支出している)ことになります。
    実際、一階の継ぎ手部分からエアー漏れの音が聞こえたので一度工場全体のエアー漏れのチェックを行い、修繕テープなど安価な方法で修繕を行って省エネを図ってください。
  4. 整理整頓 5Sの徹底
    長年事業継続されてきており、職人技による生産も貴社の特徴であると考えます。しかしながら、必要ないものが工場内に多数あると工具など必要なものが最短時間で見つけ出せないという時間のロスが発生します。
    その間もエネルギーは消費されているので、整理整頓を行うことで間接的に省エネにつながります。

備考

デマンド監視装置による管理はされてりますので引き続き実施してください。