本所所在地 東京都台東区 業種 釣り具卸売業
診断実施先所在地 東京都江東区 対象区分 事務所・倉庫
敷地面積 370㎡ 専有面積 880㎡
全体の階数 地上5階 自社の専有階 5階
築年数 23年 従業員数 45名
特徴的なエネルギー使用機器・設備

省エネ対策検討項目

エネルギー使用量と分析

エネルギー使用量と分析

現地調査における省エネのポイント写真

1.倉庫フロア 2.空調室外機 3.天井照明
倉庫エリアと作業エリアとの間に間仕切りがなく、フロア全体が空調されている。 ダイキンRZYP224AC:11台、RZYP112AA:4台RQYP400AA,RZYP160AA,
RXYP400AA,RYP40AAT各1台
FLR40W×2灯形:343台 FHF32W×2灯形:64台 FHT32W×1灯:20台 FLR20W×1灯:5台

総合所見

  1. 空調は、営業時間中は基本的に全フロアで運転されています。2~4階の倉庫、作業フロアでは、商材の棚が天井の空調吹出し口周辺にまであり、空気の流れが妨げられているため、室温が27℃のところ吸込み温度は21℃でした。空調室内機の周辺に空間を設けるよう倉庫レイアウトの見直しを図ることで、空調負荷を低減することができます。
    また通路スペースに扇風機を設け、空気の流れを作ることで、作業者の体感温度を下げることができます。
  2. 年4回開催する展示会の際の消費電力がピークとなって電力契約を押し上げています。通常最大デマンド値とのピーク差分を把握し(約20~30kW程度)展示会の時のみ自家発電機を活用しピーク電力の削減を図ることが出来ます。なお、10kW以上の自家発電設備の設置については、東京都中小企業振興公社が「自家発電設備導入費用助成事業」を行っていますので、活用を提案します。
  3. 階段の出入り口は、防火扉のみのため、常時オープンとなっており、空調が無駄になっています。工業用ビニールカーテンなどにより、階段室を仕切ることが望まれます。できるだけ開口部を減らしましょう。
  4. 4Fは倉庫エリアと作業エリアがワンフロアとなっています。工業用ビニールカーテンなどで間仕切りを行い、空調エリアを限定し、倉庫スペースの空調を停止することで空調電力の8%削減が期待できます。
  5. 空調室外機は屋上および4Fベランダに設置されており、日射を直接受けています。熱交換機部分に打ち水をすることで12%の空調電力削減が期待できます。屋上表面温度は診断当日10時時点で約50℃でしたので、屋上への散水や緑化により5階フロアの空調負荷軽減も検討が望まれます。
  6. 事務スペースの照明は、営業部では1500Lxなど、全般に明る過ぎる状況です。JISでは500Lxが推奨されていますので、照度を見直すことで、節電につなげることが出来ます。適切な照度管理の実施を推奨します。
  7. FLR40W×2灯形が343台と多く使用されています。これらをインバータFHF32W×2灯形に変更することで、照明電力の40%を削減することが出来ます。また、照度があがるので台数を減らすことができます。
  8. 1F~4Fは、空調室内機が複数台ありますので、リモコンのタイマーを活用して1台ずつ順に運転を停止することで、空調電力の20%削減が見込めます。

備考

・平成24年6月よりデマンドコントロールを導入し、ピーク電力の節減に努めています。
・東京都中小企業振興公社の「自家発電設備導入費用助成事業」の申請は平成24年9月28日までとなっています。